暑い夏、胃腸のはたらきを整える漢方薬

夏バテ
皆さま、こんにちは。
日本薬局製剤研究会の副会長を務めております、兵庫県『クスリのかぼちゃ屋』水谷光伸と申します。

さて、暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか?
日々、体調管理には氣をつけていることと存じます。

体調不良を起こさないためには、胃腸(脾胃)のはたらきを整えておくことが大切です。

胃腸は、食べ物を消化吸収することでエネルギー(氣)をつくりだします。
漢方では「氣(き)・血(けつ)・水(すい)」の3つのバランスがよく循環している状態が健康維持につながると考えます。

今の季節、冷たい飲食を摂取することが増えていませんか?
冷たいものを摂取しすぎると、胃腸が冷えてはたらきが悪くなり、食べ物の消化・吸収が十分におこなわれないため、エネルギーをつくる力が弱まり、氣・血・水のバランスも崩れてからだがだるくなります。

そのため、なるべく温かいものを摂取するよう意識して下さい。食材では消化を助けてくれる大根おろし、胃腸のはたらきが落ちて食欲が出ない時はショウガを摂取して下さい。夏バテには甘酒がオススメです。

また、胃腸のはたらきを整える漢方薬として香蘇散・五苓散・六君子湯・小建中湯・黄耆建中湯・平胃散・人参湯・半夏瀉心湯・補中益気湯など様々ございます。

暑い夏を元気に乗り越え、健やかに秋を迎えるため、お近くの『日本薬局製剤研究会(JPS)会員』加盟店をHP内でご確認いただき、お気軽にご相談ください。皆さまに合ったお薬や食生活をご提案させていただきます。

水谷 光伸

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