2,000年以上前から使われている『漢方薬』

ウィルスと漢方皆さま、こんにちは。日本薬局製剤研究会(JPS)の常任幹事を務めております、群馬県高崎市「小泉薬舗」の小泉弘文と申します。

日本薬局製剤研究会(※以下、JPS)では会員同士で症例研究、症例発表等をおこない、皆さまの健康のお役に立てるように日々研鑽を深めております。特に「治す」という理念のもと、北関東を中心に全国の会員店へ情報を発信し共有化を図っております。

昨今の新型コロナウイルスは、この春を目途に感染症法上の分類を季節性インフルエンザと同格の5類へと見直す検討がされております。季節性インフルエンザは勿論、漢方薬で対処できます。また、新型コロナウイルスに対しての漢方治療も、臨床においては治験症例が専門誌で報告されております。

現在、医療機関では新型コロナウイルスの症状に小柴胡湯加桔梗石膏という処方がよく使われています。一般薬の市場では小柴胡湯をはじめ、数種類の漢方処方が品切れ状態になっておりますが、JPSの会員店においては、ジェーピーエス製薬の十分なバックアップを受け、相談に来てくださるお客さまへ安定して製品をお届けしております。また、これまで培ったノウハウをもとに新型コロナウイルスへの対応がしっかりと出来ているお店も多数ございます。

漢方薬は今から2000年以上昔に登場しました。勿論、ウイルスや細菌等が発見される遥か昔です。流行性疾患は「疫病」とまとめられ、死を待つばかりであった時代から漢方薬が登場した事により「治る病」となりました。

今現在、新型コロナウイルスは目を疑いたくなる速さで進化し、ワクチンや内服薬が出来た頃には更に新しいウイルスに変異するため、効果が疑問な状態を繰り返しております。

漢方薬が初めて登場した2000年以上昔の時代から見た時に、今のウイルスは全て新型と考えることが出来るのではないでしょうか?その2000年以上昔の漢方薬が現在の新型コロナウイルスにも効果が期待できる状態を鑑みれば、昔から人は病気との闘いにおいて漢方薬という素晴らしい力を得て「治していた」といっても過言ではありません。もちろん、多くの人命が犠牲になったうえでの結果である事も間違いありません。漢方薬は、その多くの方々の願いや希望を担っていると私は考えております。

私たちJPSはジェーピーエス製薬をパートナーとし、治せる漢方治療を日々研鑽し、お客さまへフィードバックすることで更なる進化を続けてまいります。お体の事で少しでも心配や不安がありましたら、どうぞお気軽に会員店「日本薬局製剤研究会(JPS) 会員店」へご相談ください。お体に合う商品を勧めさせていただき、生活習慣のアドバイスなどもできる範囲でお答えさせていただきます。それが私たちJPS会員の役目であり、お店とお客さまの生命線になっていると考えております。このようなJPSが皆さまの健康に少しでもお役に立てれば幸いでございます。

小泉 弘文

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【No.5】2023.1健康情報